激変する21世紀の経営環境、その中で企業戦略を支える物流の役割はますます重要となっています。
当社の名称に使われている“ロジステック”という言葉を耳慣れないと感じる方は少なくないと思います。これは、物流を表わす英語のロジスティクスとテクノロジー(技術)からの造語です。私たちはこの言葉に、「技術の力で総合的に日本の物流を創造する」という理想と期待を込めました。そしてその実現のため、1959年の創業以来50年以上に亘り、中核である倉庫事業の充実・拡大はもちろん、多様化するお客さまの物流ニーズに応え、3PL(サードバーティーロジスティクス)、運輸配送、輸入・通関、トランクルーム、業務請負、海外での事業運営といった新規分野への事業展開を積極的に進めてきました。
21世紀の経営環境を物流面で捉えると、物流全体の最適化を目指すSCM(サプライチェーンマネジメント)の業種を超えた展開、管理業務アウトソーシングの拡大、eコマースなど新しいビジネスモデルの出現といった変化が物流への新たな要求を生んでいます。その要求に応えるためには、クオリティの高い戦略的物流サービスの提供が不可欠となりますが、日本ロジステックはそういった戦略的物流にもいち早く取り組んできました。
創業以来いかなる企業系列にも属することなく、首都圏を中心に積極的な経営を展開、さらに、技術力・情報力による総合的物流の創造を企業理念に、最新の物流・情報システムを駆使したSCMや3PLを実現するなど、今も、そしてこれからも、日本ロジステックは付加価値の高い ” ロジステック ” ソリューションを提供し続けます。
社長よりご挨拶
めまぐるしく変動する現代のビジネスシーンの中で、物流は今や企業戦略の根幹を担うほど大きな役割を果たしています。
日本の物流業界を取り巻く経営環境にはなかなか明るい兆しがみえてきません。
バブル崩壊後はもちろん、今世紀に入ってからも、わずかの好況期を除くと、国内物流に関してはほとんど晴れの状態がありませんでした。2007年以降は、世界的な金融危機に見舞われ、さらに先般の東日本大震災が追い打ちをかけています。
当社のように国内型、都市型の物流企業にとっても、これらの世界的な経済の激変や自然災害の影響から逃れる術はありません。加えて、日本の経済は長期的に見ても巨大な公的債務や人口減少等によって市場が、特にわれわれの物流市場が縮小していく可能性すらあることが懸念されています。
しかし、いくら不況が続き、大きな激変期にあろうとも、物流分野で活動している当社には、お客様のニーズに最高の物流サービスを提供する使命があります。
2007年には、大きな変革を大胆にかつ短期間で実現する目的で、株式上場を廃止しました。これにより、顧客満足第一を企業経営の中心に据える当社は、お客様のための効率的なサプライチェーンをすばやく、かつ安価に構築することが可能になりました。さらに各物流センターを大型化し一段と高い効率の物流を実現させました。
もともと先進的であったIT(情報技術)分野においても、毎年意欲的な投資を続け、SCMや3PL等の新しい物流方式に対応する情報システムを築き上げて、この分野でのリーディングカンパニーを目指しています。
2010年代にはいってから、世界経済はますます先進国から新興国へとその重心を移しています。日本を取り巻くアジアの国々も、中国をはじめとしてすごい勢いで経済発展を続けています。当社もこの発展をうまく取り込むことが今後の重要な経営課題になるはずです。
そこで2010年、まず中国、上海に進出しました。2012年には第一期計画として33,300㎡の敷地に総面積34,000㎡の倉庫を中心とした建物が完成します。この物流基地を足がかりに、急拡大する中国の物流市場に着々と基盤を拡げる長期計画を進め始めました。
当社は将来に亘って安心、安全、信頼の物流サービスを国内外に提供するために、震災などの大きな試練や経済環境が激変する時代にあっても、“物流の革新的創造”をモットーに、お客様へのサービスの充実と品質の向上を目指していきます。もちろん企業としての成長、発展にもたゆむことなく挑戦し続けていく所存です。
日本ロジステックの新しい事業展開にご期待いただきますとともに、その優れた物流サービスへのご愛顧を引き続きお願いいたします。
代表取締役社長
鈴木 雄吾